本:犬であるとはどういうことか―その鼻が教える匂いの世界

前書「犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること」も、おもしろかった!

当時書いた記事。視覚はその瞬間、においは・・・

犬であるとはどういうことか―その鼻が教える匂いの世界

最近、ミステリを借りて読むことが多いんですが、ふと図書館で見つけた!
前書「犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること」が、すごくワクワクして興味深かったから。
そして今回も素敵な表紙。

この匂いに特化したのも、興味深いし、堅苦しくなく入っていけます。
働く犬だけではなく、犬というものは、すごい鼻を持っているんですね。
「電信柱を匂わないように」ヒトに引っ張られてる犬って、私たちに「見るな」って言ってるのと同じ?
ヒトは視覚に頼り、においを忘れてる。

著者が自分でもいろんな手段で「匂う訓練」をしてるのがいいわ〜。
私もきっとやる(笑)

たまに匂いが敏感になってしまう私、この本を読んでる途中は、人間の範囲内だけど、世界が匂いだらけとなります。
いつもの動物病院で、初めてお会いしたパグ嬢が匂いたがるので、ちゃんと挨拶して、たっぷり匂わせたあとに触ろうとしたら、怒られました・・・。

においと記憶

でも、ふと記憶に結びついた匂いが誰にでもある。
何十年まえのことでも、よみがえってくることがあります。
おばあちゃんの家の台所、母の箪笥、父の上着、昔うちにいた犬の背中の日向のにおい、ちーのお腹の甘いにおい。
エレベーターに充満する、よその赤ちゃんのたまらないミルクのにおい。
隣家の老犬の加齢臭、幼なじみのおうちの灯油くささ。

催眠誘導講座のとき、音や匂いに記憶が呼び覚まされる場合があるから、過去世退行や幼児退行(記憶をたどるセッション)に、じゃまにならないように。
リラクゼーション音楽やアロマは使わないでね、と話していたの、みなさん覚えてる?
まったくこれが理解できなかった「催眠アニマルコミュニケーション」の受講生さんもいたっけなぁ・・・。
花や自然と話ができる特殊な能力を持っていたけど、ニンゲンのことはほとんど何も分からなかったみたいでした。

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