各タイプの「取り柄」っていいかた、あってるのかな?2023年6月:エニアグラム実践会@新大阪

「雨」についてのワークを作ってください

今回のご参加者は、タイプもばらばらで、ベテランぞろいでした。
最初のお題は「季節」をテーマにしてきましたが、
「雨が好き?嫌い?」ていうのは去年やったしなぁ・・・

ということで、今回は珍しくワークをつくってもらおうと。
むちゃ振りでしたか(汗)?
でもほら、いつも参加してくださってるやん〜。

雨の日の過ごし方(準備、出かけるときも含む)について、エニアグラム実践会で
タイプや本能が出るようなミニワークを作りたいと考えています。
どんな問いかけをしましょうか?

    ↓ 想定すること

  • ・タイプや本能の理解につながる
  • ・気づきが生まれる(当人以外にも)
  • ・答えをあるていど予想する→着地点
  • ・自分のタイプがワークにも質問にも、できるだけ出てこないようにする

最後は好奇心とチャレンジと瞬発力!

自分のタイプがワークにも質問にも、
できるだけ出てこないようにする

結果。
これがいちばん気づいていなくて、気づいてないゆえにやりにくいみたいです。

そこに気がついてくれたなら、このワークは意義があったと思います。
何度も参加してくださるみなさん、これからもどうぞこういうときには
「言葉が出る前に」「自分のタイプが出過ぎていないか」考えてみてください。
受け身でいるだけじゃくて、つくる立場で吟味する。
きっともっとエニアグラムが面白くなります!
ベテランのみなさん、ありがとうございました(^^)

絵は、私のお題に対する絵。
設問がぜんぜんぴんと来ず、なにもできないほとんど進まなくても「別に・・・」
さて、どう質問していかに着地させる???

性格タイプの分析―エニアグラムの実践ガイドより「取り柄」って何だろう

各タイプの〈取柄〉は、ある人がかなり下まで(段階6:過補償の段階にまで)堕落してしまい、不健全な〈発達の諸段階〉に落ちこんでしまう危険に陥った後でも、その人に残っている強さの中核であるといえる。〈取柄〉は、その人を苦境から救い出すためにまだ残っていて引き出すことができるプラスの資質である。(中略)堕落したにもかかわらず力を残している強さの源泉が、それ以上堕落するのを防ぐばかりでなく、もっと健全な状態に回復するのを助けてくれる頼みの綱になるのである。堕落の方向に進んでいる人も、〈取柄〉を自覚し、それに従って行動すれば、神経症に向かう下降運動を逆方向に向けることができる。
ドン・リチャード・リソ「性格タイプの分析」より抜粋 1991

過補償の段階(段階6)
  定義:自己中心性が強くなり、極端なことを始める

かなりのかなり、ストレスで人付き合いがヤバイことになってもまだ、踏みとどまれる要素があるってこと?
もうね、参加者のみなさんに聞いてみようと(^^;
タイプがばらばらだったので、各タイプでの同意が難しかったかな。

ただ「心当たりがなかったり、記述に抵抗があるとき」は、
まだ自分の気づいていないことである可能性が大です。

私自身も、いくつもそんな経験をしてきました。
「自分が何者なのか知りたい」という欲求が、9タイプ中ダントツに高いのかもしれません。

「取り柄」

長いので、タイプ1から3まで引用します。
4から9の方は、本を見てください。

取り柄
1いかに批判がましく完全主義的になっても、通常のタイプ1はまだ、狭量で独善的な強迫観念にとらわれた人間へ堕落しまいとするだけの理性をもっているはずである。理性と節度という健全な資質は、より健全な状態に戻るための手段となる。
2うぬぼれと尊大さが大きくなっても、通常のタイプ2はまだ、彼らが全くのごまかしや高圧的ふるまいに陥らないですむだけの、他人に対する真の同情心をもっている。他人に自分を重ねて見るという、彼らの健全な能力は、彼らがより健全な態度や行動に復帰するための触媒となる。
3自己愛と倣慢さが高まっていっても、通常のタイプ3の他人に受け入れられたいという欲求は、さらに堕落して人を利用したり、人に敵意をもって行動したりするようになるのを防ぐことができる。他人に受け入れられたいという健全な欲求は、バランスのとれた、より健全な行動へと戻るのを助けてくれる。

本:性格タイプの分析―エニアグラムの実践ガイド

この本にしか書いていないことがたくさん。
タイプの誤認について、かなり詳しく書いてあります。
たとえば、タイプ4とそのほかのタイプの芸術の内容の違いなど。
(6と9がよく「自分は芸術家だからタイプ4」と思い込むが、芸術性の違いがある。タイプ4は自分を6や9とは思わない)
エニアグラムを学んでいる人はぜひ手に入れて、何度も参照して欲しい本です。
一回通読しても、ぜんぜん入ってこないのです。

2023年6月エニアグラム実践会のご感想

今回もご参加ありがとうございました!
いっぱい頭を使ってもらったみたいで、アフター飲みでは
「眠い」「頭が疲れた」というヘッドセンターの面々が(笑)。いいですね〜。
毎回、ご参加者を見てワークを設定しています。
次回は、ワークを作るとかいうワークはしませんよー。

ワークは楽しむものだと思っていたので作るのは難しかったです。やっぱり、へーおもしろーいと思って参加するほうがいいです。
「他人に受け入れられたい」という欲求は取り柄なんだろうか、、と思っていました。
(60代 女性)
ワークのタイトルのつけ方や落とし所など、今まで受ける側の立場でしたが、視点が増えたように思われました。
「取り柄」についても、段階6のところにこんな説明があることにびっくりしました。本をじっくり読もうと思いました。
(50代 会社員 女性)
発表している方の言葉をひろうことの大切さを改めて感じるワークでした。
不健全な状態の話は毎度難しいと感じるが、気づきも得られるので継続的にワークとして取り組みたい。
(50代 会社員 男性)
「取り柄」のワークは、深い内容で、発表・自己理解が難しかった。
ふだんほどんど考えていなかった範囲だと思うので今後この範囲も考えて理解したいです。
「雨」のワークも着地点、落とし所への誘導がまだまだ苦手なので練習の良い機会だと思いました。
(30代 会社員 男性)
「取り柄」のワークは難しかったですが、「短期的に自分の心の平安を犠牲にしても、まず他人の必要を真に満たそうと考える」が、自分でも気づいていなかったところが気づけて良かった。無視したいけど無視しないといったところがよくわかった。
(60代 会社員 男性)

次回の新大阪:エニアグラム実践会

エニアグラムが初めてのかたも、お久しぶりの方もぜひお越しください。
参加メンバーを考えた実践プログラムをご用意しておりますので、お早めのエントリーをお待ちしております。

タイプ確定されたご参加者も多いので、
「自分はなんだろう」「同じタイプに会ってみたい」と、迷っている方も、どうぞご参加ください。

7月16日(日)
8月26日(土)
9月23日(土)
10月28日(土)
各 13:00ー17:30

■参加費(当日現金にてお支払いください)
初参加 4,000円
初参加(メールメンバー2週間前までの早割)3,500円
2回目以降 2,500円
ご参加お申し込み

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また、優先してお席を確保いたします。
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