エニアグラム:あの人とあの人は、同じタイプのはずなのに違って見えるのはどうして?
あの人とあの人は、同じタイプのはずなのに違って見えるのはどうして?
エニアグラムタイプの判定や判別は、じつは複雑なことをしています。
私たちは、このエニアグラムの円のどこかに基盤があります。
ただ1から9のどこかに分類されるのではなくて、タイプ1だけど9よりとか、タイプ1だけど2寄りなど、隣の数字のタイプの要素も含んでいます。
緑色の範囲が「タイプ3」ですが、そのなかでもタイプ2に近い人と、タイプ4に近い人がいます。
ウイングは、両隣のどちらかです。
タイプ3でありながら、タイプ2の特性も同時に持っていて、もう一方のウイングをもつ人とでは行動や動機に違いが見られます。
また、ウイングの影響が大きい人と、そうでない人がいるようです。
ツイッターやブログでよくみる「著名人有名人芸能人タイプ分け」は、この「ウイング」をふくんだ判定が多いかな?
でも、外から見ているだけだと、解りにくい人も多いです。
エニアグラムワークショップの時のように、同じテーマで内面を語ってくれたりしませんから(^^;)。
本やweb、数時間のワークショップで学べるのは、おそらくこの「ウイング」あたりまででしょう。
自分もふくめて、他者の正確なタイプ判定のお手伝いをするには、「ウイング」「矢印の方向」「健全度」をみていかねばなりません。
あっ、もちろん「みただけでタイプ◎!」って方もいます。
私も、顔に「タイプが書いてある」方ですねぇ、ちょっとくやしいけど(笑)。
成長の段階
エニアグラムにおいて、各タイプは成長の段階をふくむ立体構造になっています。
(ドン・リチャード・リソ)
タイプ1でみてみよう
たとえば、タイプ1。
(私は犬ですか!と言わないでね、イメージですっ。実際に言われましたよ・・・)
タイプ1が、健全のレベル2において感じている「自己価値」
わたしは思慮深く、節度があり客観的だ
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自分の長所をそうとらえているタイプ1が、ストレスにさらされて長所をやりすぎていると、レベルが下がったときに、こうなります。
↓
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レベル6と7、通常から不健全の段階への境界「鉛の法則」
他者の邪で堕落し、欠陥があるところを指摘する
↓
↓
きちんとやらねば、ちゃんとしていなければ、(自分なりの基準に)正しくあらねば、と押し通し、自分にも他者にも厳しく要求してしまい、怒りとともに、相手の間違いや欠陥をあげつらい、どんどん追いつめてしまいます。
性格への固着
同じタイプでも、健全度が下がっていくと、長所をやりすぎて短所となってしまいます。
一気にストレスがかかるときにこうなるし、
元々の健全度がちがうと、性格に凝り固まっている度合いがちがうので、同じタイプ1には見えないかもしれません。
下の絵の二人は同じタイプだけれども、下の人のほうが「性格が濃くきつく現れ」「せまい範囲の自動反応しかできなくなっている」状態です。
ガチガチのギプスは、むかし自分を守るために着たものだけど、いまとなっては何もかも制限されて身動きがとれない状態です。
上の人も少しは性格に囚われてはいるけど、まだ選択肢をもって考えたり行動したりする余裕がありそうですね。
エニアグラムを学ぶ最終地点
私たちがエニアグラムを学ぶのは、自分の反応に気づき続け、少しでも上の方、、、健全度の高い時間をふやすこと。性格から自由になる時間を増やすためです。
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2016年8月18日(木)
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