性格タイプ。所属先へのキモチ

先日、勉強の時間で、自分について話す時間がありました。
ある方の話す、身近な人間、上から目線の人間への積もり積もった怒りのことを聞いていると、私との共通した過去世が、なんとなくわかりました。

忍びの里みたいなところかな。
その人は、抜けたいけど抜ける気も度胸もなく、でも抜けようとして、見せしめのために、そうとう酷いやりかたで殺された。
なにかの団体に帰属しないと生きていられないのに、同時に憎んでいる、そんな感じ。

私は、同じ里にいてそのことも知っていたけど、関わらない・関われないポジションにいた。
感じていたのは、「ここに生まれ育ったのなら仕方ない」

これを受容と呼ぶのか、覚悟というのかわかりませんが・・・
私の、幼稚園のときに感じた違和感と、決まりごとへの、あきらめに似た感覚。

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また、こんなこともありました。

友人Kが、私と共通する所属先で、責任ある係につきました。頼まれたら断れないんですね。
普段の行動も、なにかとかなり不自由になるので、私は引き受けませんでした。
いったん引き受けたら、満了するまでやめられない(いつ終わるか分からない)のもわかっていたからです。

地道な彼女は、数年間も真面目に勤めていたんだけど、労ってもくれないリーダーと反りが合わなくなり、あろうことか、任期満了の直前にやめてしまいました。なんのために今までやってきたのか・・・。
Kとしては、楽しく仲良くやっていきたいと願っていたのでしょうね。
やめたあとでも、所属先には未練があるので、こっそり訪れる。
道端でリーダーを見かけると、隠れる・・・。
けど、しっかり見つかっているという、お粗末さ(汗)。
リーダーから、私にメールが来ましたよ。
「隠れるようなみっともないことはするな、と伝えておいてください。」

私は、「K、覚悟がないな・・・」と、思って、ガッカリしたものでした。

でも、Kにとっては組織に所属するのは「覚悟」じゃないんですね。

エニアグラムをかじってみると、この組織への欲求とか帰属心とか、性格タイプでわりとしっくり分けられそうな。


心理学でやると、性格はたいがい幼少時のことから始まるんだけど、すでに持って生まれた「気質」「本質」がある、といっても、それはどこから始まっているのか?についてはツッコミません。
まあ、それはそうだ・・・

しかし、「過去世からの影響もある」と考えたほうが、説明がつくこともあるかな。
エニアグラムでは「診断されたタイプが受け入れがたい」人もいらっしゃるようなので、自分のようで自分でない「過去世」って、もしかしたら、(自分のせいじゃないみたいにできるから)いい受け皿なのかもしれません。

きっと人は、基本的に、
「よく似た状況」で、
「よく似た感情を溜めながら」、
生まれ変わり、生きて行くんだろうな。

まるで、100年以上秘伝のタレをつぎ足し、伝統を守ってきた老舗みたいに。
生まれる前に洗って乾かしていても、ツボは同じ、入るタレも同じ・・・。

同じようなスープを、つい、自動的につくってしまうんですね。
少しでも傾向にきづけば、違う味を目指すこともできますね。

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