催眠術にかかりやすい人、まったくかからない人?残りは催眠術師の腕次第?
スタンフォード大学のシュピーゲル博士によれば、催眠術にかかりやすい人は全体の10%強。20%は全くかからないといいます。残りの70%は催眠術師の腕次第とのことです。かかりやすさには年齢差もあります。12歳以下であれば、なんと80%以上の子供たちが催眠にかかるといいます。子供たちは前頭葉の働きが不十分なため、感受性が高いと考えられています。
「脳には妙なクセがある」295ページ
たしかに「術」で、ショーのようにスゴイ事になるのは、このくらいの割合かもしれません。
というのも、催眠の講座で「被暗示性テスト」というのをするのですが、経験上、これに素直に反応するのは3〜4人にひとりくらい。
興味があって「催眠(術)に、かかりに来た」人でこのくらいですから、世間よりも、やや多めかも?
「残りの70%は催眠術師の腕次第」、おお・・そうとも言える(^^;)!
といいつつ、催眠誘導講座では、会議室で10人集まって、クライアント役/セラピスト役で交代して、初めて会った他者に催眠施術をするんですが、、、、
ほとんどの方が、他者への催眠誘導、できてしまいます。
この講座は「他者に催眠誘導ができるようになる」が目的です。
もちろん短い時間で数回の誘導なので、「自動車教習所を卒業した」と思っていただければいいかなと思います。
高速道路も、右折も、バック駐車も、経験をつんで自然にできるようになっていく。
また、クライアント役もすることで、インナーチャイルドや過去世退行などを経験して行く中で、「自分がリラックスしている感じ/催眠の深さなど」が、わかるのもいいのかなと思います。
人によって催眠状態は違います。
私は、わりと浅めで、催眠状態でも普通に同じ口調で話します。イメージ主体ですが、感情にぐっと来ると涙がこぼれます・・・
なにも見えずにただ感情だけが押し寄せる人もいます。
口調も変わって、覚醒後、内容を覚えていないシャーマン的な方も。
なにもわからなくても、ただリラックスして声を聴いているのがいい、という方もいます。
猫も、リラックス先と方法には個体差が激しいですね〜(汗)!
最初の猫「たぁ」は、100グラムで家にきて、ミルクで育てたのに、離乳したら、だっこも膝も大嫌い。
でも、「ちー」は、生まれて数ヶ月で、里親さん経由で来たその日から腕枕でした。
じゃあ、たぁはリラックスしたことがなかったのか??
というと、そんなことなかったと思います。
池谷裕二