人間はランボーとマザー・テレサの組み合わせか

記事「他者への罰を快く感じるしくみが、私たちの脳にある。」の、つづき。

本、すごく面白くて、すぐに読み切りました。
番組のような図や映像はないけれど、最先端の科学者さんたちのコメントを何度も読めるのはありがたいです♪

人類の歴史の中で、身体ばかりではなく、脳の進化、脳が作り上げる心も当然、進化したと考えられる。
遺跡や化石や土器石器を見るだけでない「人間とはなにか」を見つめる旅。

「優れた戦士は、利己的ではありません。利己的な戦士なら、仲間を先に行かせて、自分は後ろに控えているでしょう。優れた戦士は、集団のために進んで危険を冒すという意味で利他的なのです。人間はランボーとマザー・テレサの組み合わせです。この二つを組み合わせることは奇妙に思いますが、良かれ悪しかれ、それが人間性だと思います」

ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか/サミュエル・ボールズ博士

狩猟で移動し続ける暮らしから、定住して農業をはじめる生活に移行した時「なわばり意識」が生まれる。
「集団で生きる」ための利他性が、闘争と結びついている。
人間はそもそも闘争的である。
しかし、これからの人類はその荒ぶる心をうまく制御していける、という希望もあります。

ひとつの感情には表裏一体のバイブレーションがある。
身内に非常に篤い方は、過剰なほどに身内以外には冷淡だったり、怒りをもちやすかったりする、かも、しれません。
愛国心が強いほど、他国に攻撃的な気持ちになったりしませんか。
動物好きが高じるあまり、動物を粗末にしている状況に敏感に反応しやすくなっていたり。

「もしもしタッピング」へのヒントもたくさん含まれていました。
おっと、これはレベル2の話・・・

「許せない!!」の、裏にひそむものは?

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