エニアグラムを学ぶと何がいいの？
タイプチェックと本当のタイプがズレる理由」シリーズ（全5話）

先日、エニアグラム関西でオンラインの「プライマリーコース」を担当しました。
初めての方は、ご自分の無意識を探っていく作業の中で、
動機から自分のタイプが「見えてくる」。

たとえば、こんな行動を思い浮かべてみてください。

「周囲に合わせてしまう」

この行動だけを見ると、どのタイプかは判断がつきません。
けれど、「なぜ、合わせてしまうのか？」という“動機”に目を向けると、タイプが分かれてきます。

衝突を避けたい（タイプ9）
　…自分の意見を出して対立するくらいなら、飲み込んでしまったほうが楽。

相手の困りごとに沿って手伝いたい（タイプ2）
　…「喜んでもらえた」と感じることで、自分の価値を確かめたい。

嫌われたくない（タイプ6）
　…目立った行動をして批判されたり、信頼を失うことに不安を感じる。

どれも“合わせる”という行動には違いありませんが、
その根底にある恐れや欲求はまったく別のものです。

「なぜ、そうしてしまうのか？」を掘り下げることが、
本当のタイプを見つけるヒントになります。

つづく。