聞いてほしいねんけど・・・どうしたらいいの?構造はこんなふうになっているらしい。

(2015年の記事を追加修正しました)

ヘルプのしかたにも違いがある

友人Yからヘルプがかかるときは、たいがいこんな感じです。

「聞いてほしいねんけど・・・」
「どう思う?」
「どうしたらいい?」

ちなみに、もとの私だったら、一生言わないだろう言葉です。
自分を見る勉強しはじめて、やっとこワークショップで話せるように(相手は選ぶけど)なったものの、最初は胸が詰まって込み上げてきて、しまいには泣いて(また、泣き慣れてないから苦しい)、まったく言えなかったものでした。
これは、私の所属しているタイプあるあるでしょうね。

で、友人Yは気軽に「聞いてほしいねんけど・・・」と、電話してきます。
(私の時間を使ってることにはまったく頓着無し)

頭の中の委員会

友人は、おそらくエニアグラムタイプ6。
頭の中は、こうなっているみたい。
普段は気楽でも、ストレスがかかったときには、ご本人よりも、住人のほうが大きいし重要。
あちこち相談して、はかりにかけて、どの意見を採択するのだろう?

type6
「こんな服着たら、うちのお母さんまたぼろくそにいうやろなー」
「きっとAさんやったらこうするやろなー」
「常識やんなー」
自分自身よりも、自分の頼りとしてきたもの、世間やルールや期待されていることのほうが存在が大きい。

これは、幼少時のタイプ6が無意識にとった生き残り戦略でした。
どんな親でも、親がいかに矛盾に満ちていようとも、信じて頼らざるを得ない。
いい子でいなくてはいけない。
自分を信じていたら生き残れない。

大人になっても、今度は親に代わる「導いてくれるもの、守ってくれるもの」をもとめ、そのために働き、大きな傘の下にいることが安心で安全。

「どうしたらいい?」に答える

友人Yに、この頭の中の話をしたら、短い時間だけどずいぶんとすっきりしてくれたみたいです。
いままで何度も同じ話をしてるんだけど、私の中で絵で見えたことを話したのが伝わりやすかったのかな?

「どうしたらいい?」

おー、聞きたいよね、やっぱり!

それを、自分以外で求めないこと。
自分自身を信頼すること。

タイプ6のテーマは、自己信頼の旅。

自分のとってきた「生き残り戦略」を知り、受け入れ、少しずつでも手放すことです。

むずかしいですよね。きっとそう言うだろうと思った!

きっと、私たちのキャラは、何度生まれても、そんなに変わらないと思っています。

エニアグラムを学ぶと、自他の本質や、その差異を理解しやすくなります。

自分の性格の「長所」のやりすぎが、「短所」にもなる。
これもビックリです。

私たちは、時として他者からアドバイスを受けたり、他者にアドバイスを与えたりします。アドバイスの内容は自分の人生経験で得た教訓であることが多いでしょう。
しかしエニアグラムを学ぶと、人間をひとくくりにしてよりよい方向を示そうとするのは、間違いであることがわかります。各人の特性によって、つまり各タイプの本質によって向かうべき方向は異なるのです。
ある人にとって最良のアドバイスが、別の人にとっては、最悪のものになる危険性があるということです。
自分の状況を好転させようとするなら、まず自分の本質を知り、それを前提に正しい方向に向かうことが大切です。
「イラスト版 「9つの性格」入門」より

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