各タイプの本質によって向かうべき方向は異なる
いまの苦しい気持ちから抜け出したい、変化したいと決意したとき、
「自分の強みを生かそう」
「ワクワクする目的を見つけよう」
「目標を設定しよう」
「なりたい自分(ほしいもの)を明確にしよう」
「ついてる!と言おう」
「宇宙に感謝しよう」
そういう自己啓発のメソッドがまわりにいっぱいあって、私もあれこれやってみました。
…が、しばらくの間はいいものの、うまくいきませんでしたよ。
私たちは、時として他者からアドバイスを受けたり、他者にアドバイスを与えたりします。アドバイスの内容は自分の人生経験で得た教訓であることが多いでしょう。
しかしエニアグラムを学ぶと、人間をひとくくりにしてよりよい方向を示そうとするのは、間違いであることがわかります。各人の特性によって、つまり各タイプの本質によって向かうべき方向は異なるのです。
ある人にとって最良のアドバイスが、別の人にとっては、最悪のものになる危険性があるということです。
自分の状況を好転させようとするなら、まず自分の本質を知り、それを前提に正しい方向に向かうことが大切です。
「イラスト版 「9つの性格」入門」より
各人の特性によって、つまり各タイプの本質によって向かうべき方向は異なるのです。
自分とは違うタイプにあこがれて、尊敬する人の真似をしたくなる気持ちは誰にでもあります。
成功したい、物質的精神的に豊かになりたいのも当然です。
各タイプの本質を知ってみると、自分自身がちょっと合わない方向に進もうとしていたことが、よくわかりました。
この絵は「もしもしタッピング/過去世からの感情解放」で、「成長の足かせをはずして軽くなりましょう。マイナスを保持することを手放し、そのエネルギーを成長の方向に使えたら、いいと思いませんか?」ということだったのですが、、、
エニアグラムでも使えました!
タイプ別で体系化されている「固有の囚われ」「情動」「自分の得意なことばかりをやりすぎると短所にもなる」などなど。
たとえば、がんばるのが当たり前、楽をしたらバチが当たる。
努力を続けることは必要だし素晴らしいし、日本人らしい教えだけど、ただがんばれば、望む結果が手に入るというものでもないです。
望む方向や結果に近づけないのなら、がんばりかたが適切ではないのかもしれません。
たとえば、型にはめられるのがイヤ。
それはなぜなのか?あれこれ楽しめないから窮屈?その型は自分らしくないから?
でも、社会で生きていく以上、いつまでも逃げ回っていたり反抗しているわけにもいきません。
いままでやってきた自分のパターンがわかれば、うまくいった理由、うまくいかなかった理由も見えてきます。
そして、成長の指針と同時に、人間関係や人生を狂わせかねないパターンもわかります。
私がエニアグラムでいちばんビックリしたのは、ここでしたよ。
私が習い、通ってきた「思い込み・ビリーフ・信念」よりもずっと底にあるもの。
(Oリングチェック・筋肉反射テストじゃここまでわからないし守護神様もきっとご存知ない(汗))。