他者への罰を快く感じるしくみが、私たちの脳にある。
ずいぶん前に録画していた番組を見ました。
ヒューマン なぜ人間になれたのか NHKスペシャルより
被験者は、こんな映像をみます。そのときの脳の活動を調べる。
女性が男性をぴしゃっとひっぱたく。
すると、島皮質が活動しました。
恐怖、嫌悪感、怒りなどの否定的感情を、見たり聞いたり感じたり思い出したとき、島皮質が活動することがわかっているそうです。
そして、今度は、以下のようなことを教えられて・・・
それから同じ「女性が男性をぴしゃっとひっぱたく」映像を見ます。
違いは、「これは罰なんです」と、聞いただけ。
今度は側坐核が反応しました。
ここは「快感の形成」に関わる部位。
他人の痛みを不快に思う仕組みがあるのに、これは悪い人間が罰を受けていると聞かされると、快感を覚える。
社会の秩序を保つために、躊躇をのりこえ、同じ集団の仲間にきちんと罰を与えなければならないからこそ生まれた仕組み。
番組で、このように解説されていました。
他人を罰することを苦痛ととらえずに「快感」と感じるように脳の仕組みができているんですね。
いろいろググっていたら、番組についてたくさんのブログ記事がみつかって、本も出ていることを知りました。
おおー、もっと詳しそう!
さっそく注文しました。
ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか
NHKスペシャル取材班
NHKスペシャル取材班