アニマルコミュニケーションの、これから。
今回の東京練習会に参加していただいたモニターさんに、通常の、ひとりで行うアニマルコミュニケーションをされている方、数名いらっしゃいました。
体験していただき、感想を聞きたかったのは「普段のアニマルコミュニケーションと、どう違うのか?」ということです。
そのうち、1組の誘導ぐあいをオブザーバーとしてみていたのですが、こんな感じのことがありました。
誘導者…アニマルコミュニケーターで、催眠誘導者
モニター…アニマルコミュニケーターで、催眠初経験
誘「◎◎ちゃんに何か聞きたいことはありますか?」
モ「はい」
誘「では、聞いてみてください。終わったら教えてください」
モ(数十秒後)「…終わりました」
誘「◎◎ちゃんはわかってくれましたか?」
モ「あんまり納得していません」
誘「そうですか、まだ納得されていませんか」
普段のアニマルコミュニケーションを、催眠の中でされていて…
終わった後に、「いつもと変わらない」というご感想。
そりゃあムリもない…(汗)。
催眠中は、いつもより潜在意識優位な状態なので、論理的な質問を組み立てようとしたり、イメージの中で自由に動こうとしても、能動的になれません。
もし、それに反してなにか考えたり、しようとすると、せっかくの催眠状態が不安定になってしまい、とっても、もったいないです。
では、こういうときはどうするか?
たとえば、、、
誘「◎◎ちゃんに何か聞きたいことはありますか?」
モ「はい」
誘「どんなことを聞きたいですか?」
モ「どうして▽▽するのか…」
誘「では、『どうして▽▽するの?』と、目の前の◎◎ちゃんに尋ねてください。どんな返事がかえってきましたか?」
モ「答えないで、悲しそうな顔をしています」
= = ここで少し話の方向がかわりましたね。ここから、どう話を展開していくか?これは、誘導者によって違ってくると思いますが、「悲しそうな顔」というのが、なにかキーワードになってる!と感じたら、どんな質問を投げかけたらヒットしそうでしょうか。
正解というものは存在しません。
けれども、動物の生活改善には、飼い主さんの心からの気づきが必要な場合が多いです。
ただ「動物がこう言っていますよ」というのもアニマルコミュニケーションの楽しさですが、これからは「単なるメッセンジャー」では、かえって動物のチカラになれない場面もでてくるかもしれません。
ご自分のことで想像してみてください。
「(人に)希望を聞いてもらったのに、なにも変わらない」
私なら、結局自分一人で耐えるしかないんだ…と学ぶでしょう。
無駄だからもう言わない、という子もいるかもしれません。
自分のアニマルコミュニケーションの目的と着地点はどこなのか?
ただ家族の動物と話ができたら充分。それもOKです。
「アニマルコミュニケーターとして活動したい」「仕事としてやっていきたい」という希望があるなら、一度、10分でもいいので時間をとって、真剣に自分に問うてみてください。
自分の長所はどこか、伸ばしたい部分はどこなのか。