プラスの像を見せること

催眠誘導のとき。
誘導者である自分はよく見える・感じるタイプとして、クライアントが「◎◎色の光しか見えません」さんだったら?

視覚優先タイプの誘導者は焦ります。

クライアントから「まぶたの裏しか見えません」って言われて、思考停止した人もいます(笑)。
だって、見えない人の気持も様子もわからないから。
  (…まぶたの裏はそもそも見えないってば。)

講座中で、この話をしたら、「まぶたの裏になにか映像が結ばれるんだ」と思った人もいました…。しかも、終了後の感想文に書いて帰った…。
そんなっっ。比喩ですよぉ〜〜〜(号泣)!

「見えない」って、ひそかに焦ってるクライアントに「今、どんな感じですか?」って聞くと、その答えに何らかのヒントが隠されていることが多いです。

「暗くて見えません」
「まぶしくて見えません」
「よくわからないんですが、後ろにいるような気がします」

そう言われたら、こんな感じで提案してみます。

「あかりをぱちっとつけてみましょう。だんだん明るくなってきます」
「少しずつ目がなれてきますよ。それともサングラスが要りますか?」
「じゃあ、手をつないでみてください。どんな手でしょう?」

こんな感じで突破口をひらいていきます。

それでも見えないと言い張る方は、「何だろう」「こうだから、こうに違いない」と、考えてしまっているのが、見ていてわかります。
そういうときは、ちょっとアタマを切り替えてもらいます。

「はい、頭のなかを一度らくーにして。最初にパッと浮かんことを教えてくださいね」

みなさん、実際に「見えない」んじゃなくて、「こんな程度だったら見えてるうちに入らない」って決めてるだけなんです。
最初に「見えない」と焦っていた人は、皆そう言っています。

視覚優先の私だって、すみからすみまでハッキリ見えているわけじゃーありません。
視覚派は、かなりテキトーです(笑)。
映画の場面でも、テレビでも、夢でも、現実でも、画角全部を見ているわけじゃないですからね。

昨日食べたラーメンの中身は覚えていても、お皿の模様やお箸の袋なんて意識して見ていないですよね。
ぼんやりと、頭の中に浮かんだイメージです。
それで、必要なものだけわかれば、いいんです。

ここまで来たら、あとはステキな世界がまっています♪
次は、見えたもの、感じたものの言語化についてかきまーす。

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