本能の3つのサブタイプとエニアグラム
ラス・ハドソンさんの来日ワークショップ2015「人生の選択に影響を与える3つの本能」行ってきました。
エニアグラムの大きな貢献は、9つの性格タイプだけでなく、人を深いところでつき動かす根本的エネルギーとして、「3つの本能」の働きを説明していることにあります。「自己保存的本能」・「性的(魅了)本能」・「社会的(適応)本能」の3種類です。誰もがこれら3つの本能のすべてを生まれもっているとはいえ、その内のどれがもっとも優勢するかにより、その人の価値観やライフスタイル、キャリア選択、対人関係のパターンや相性などが決定的な影響を受けます。
© エニアグラム研究所より引用
3つの本能
この、お腹のところにある本能三つについてです。
3つの本能とは、
自己保存的本能
性的(魅了)本能
社会的(適応)本能
エニアグラムタイプそれぞれで、どの本能を優先しているか、または盲点になって生きているかで、同じタイプでもちがって見える、とな?!!
「何を優先して生きているか」が違うわけですから、そりゃあそうか・・・。
じゃあ、3×9=27タイプ???
うわぁ、たいへんです。27人のイラスト必要かな(ボソ)。
しかも、ハドソンさんの理論では、さらに3つの要因があって、そこにも強弱があるという・・・。
優位・中間・盲点
たとえば、食事をするときも、3つの本能からの動機がかかわってくるとのこと。
スナックなどで腹を満たす→自己保存的本能が優位
すごく美味しい、味わう→性的(魅了)本能が優位
友人と食事をする→社会的(適応)本能が優位
もし、それらを後回しに生きていると、こんなことに?
衣食住に無頓着。不規則な生活と食事→自己保存的本能が盲点
見慣れないものは食べない、チャレンジしない→性的(魅了)本能が盲点
忘年会に出かけたくない、必要性を感じない→社会的(適応)本能が盲点
できていないことについて認めたくないし、かくしたいし「恥」を伴うのだとか。
うわっ、これ、わかるーー!!
盲点にとりくむのは大変だが、成長のためにはすごく良いこと、なんだそうです。
苦手なことをやりつづけるのはしんどいので、中間や優位の本能に手伝ってもらうといいんだそうです。
たとえば、片づけが苦手。掃除をなかなかやらない。自己保存的本能が盲点です。
そんな人は「友人が来るから」という自分の中の社会的本能に手伝ってもらって片づけるのです。
もしくは、片づけが得意な人に手伝いを頼む。
おうちが片づかないので人を呼べないという親戚に「私の叔母の片づけ上手は素晴らしいので、派遣するよ!」と何度いっても、見られたくないのか、とっても嫌がります(汗)。
私の場合、小さい頃から明らかに社会的(適応)本能が盲点でしたが、そのことで恥ずかしかったし困っていたので、自分なりに痛い目にあいながらも、頭で努力して取り組んできたみたいです。
ディスカッションのときに「社会的(適応)本能が盲点」のグループに入りましたが、みなさんの「必要性を感じない」感に、かなりのショックを感じました・・・(^O^;)。
他者や社会との関係において、エニアグラムタイプによっても、現れ方や時間や労力の使い方が違うものなのでしょうね。
そのあたりをもっと詳しく知りたいし、探っていきたいです。
よろしければご参考に。3つの本能について書いてある本
エニアグラムの本って、そんなにたーーくさん!あるわけではないので、すでに持っているエニアグラム関係の本に書いてありました。じつはこれ全部読んでいても、自分がどこを優位に使って生きているのかわからなかったんですよ(汗)。エニアグラムタイプは解説読んだだけでわかってしまったのにねえ。ふしぎ。
ハドソンさん、早く本だしてくださいーー!
おすすめ本
各タイプ+本能バリエーションの記述あり。詳しいです。
エニアグラムと結びついてはいないが、本能の3タイプの判断テストや項目など解説が詳しい。伸ばし方、相性なども載っています。
エニアグラム各タイプについて、本能のサブタイプの解説あり。
サブタイプに応じてとる方法が8項目程度あげられています。