エニアグラム:語句の使い方、質問のチカラ
3月22日(日)エニアグラム実践会のご感想で、語句選びのセンスが勉強になります!と書いてくれたK・Sさん。
めちゃくちゃいい質問いただきました。
同調
K・Sさん「タイプ4の『人の気持ちに敏感で、同調できる』ってどういう意味ですか?」
同調。
そうですねぇ、この場合、共感でも、理解でもありません。
環境や人の波動に、良い悪いにかかわらず音叉のように共鳴してしまう・・・に、近いかな?
K・Sさん「お葬式の場で、一緒に悲しくなってしまうとかですか?」
タイプ2の方は「ああ、お子さんを亡くして、お母さんはさぞ悲しいだろうなあ」というような気持ちがあふれて、そばに行って声をかけたい、なにかお助けしたい、と思われるようです。ほんと優しいなぁ・・・。
タイプ4である、私の場合は違いますねえ・・・。きっと、お悔やみもろくに言えないで隅っこにいるか、言おうとするとドバーっと泣いちゃうとか、もしくは身内なら、感じてしまわないためにあれこれ手伝って忙しくしているか。
「同調できる」は、「したいときにそうする」ではなくて「同調してしまう」ので、強すぎる振動のそばにはいられなくて、その場から退く。
ここまでは、どのレベルのタイプ4の方でも同じだろうと思います。
しかし、いつまでもやみくもに避けてばかりもいられないので、もし、少しの振動に耐性ができたならば、その敏感さを長所として使っていけるはず。
ここが、タイプ4がセラピストに向いているといわれるゆえんなのでしょうか。
しかし、同調に敏感すぎるお子さんだと、厳しい状況にある家庭や学校などの場で、強すぎる波動を避けようとしても、逃げ場がなくて辛い目にあったり身体症状に出てしまったり。
以前聞いた「タイプ4の子供は家族の問題を引き受ける」という解説、何だろうと思っていましたが、この「同調できる」がキーワードかも。
K・Sさん、いい質問をありがとうございました。深いわ〜。
原書で語句を見る
エニアグラムを学んでいると、日本語も難しいのですが「えと、この言葉は英語でなんて言ってるの??」と、思うことがしばしばありました。
よく参加してくださっているKさんも同じだったみたいで、「Personality Types: Using the Enneagram for Self-Discovery」を買われたそうです。で、Kindle本も買ったからいうことで、本を私に下さいました。やったー!
・・・単語が難しすぎて、ほとんど読めません(汗)。
いちばん詳しい「性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム」の原書なので、比べもって調べられるのがいいですね。
Personality Types: Using the Enneagram for Self-Discovery
Don Richard Riso (著), Russ Hudson (著)
日本語訳の「性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム」は絶版で、中古で見つけてもめちゃめちゃ高値で、手が出ません。
一部の図書館で借りることができますので、ぜひ調べて借りて、自炊(スキャン&製本)して!読んでください。超おすすめ。この本にしか書いてないことがいっぱいあります。
2015年、3〜5月のスケジュール
4月10日(金)13:00〜17:00 エニアグラム実践会
4月19日(日)10:30〜18:00 エニアグラム体験会、実践会
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