本:炭水化物が人類を滅ぼすー糖質制限からみた生命の科学
・カロリーという概念への疑問
・食事と糖質、労働と糖質の関係
この展開、面白かったなぁ。
産業革命後の工場では、労働者の疲労をあっというまに回復させるために、砂糖入りの紅茶を飲ませた。
砂糖が、奴隷制にもとづく大規模プランテーションと精製加工技術の向上で、大量生産できるようになり安くなったから。
いなかから江戸にやってきた、農民出身の大工を長時間働かせるために、江戸では大量にあった白米を三食、食べさせた。(そりゃあ、百姓時代に食べてた雑穀かゆより美味しいよね・・・。)
手っ取り早くお腹が満たされるけど、すぐ空腹になってしまって、また欲しくなる。
白いご飯の代わりは、肉では満たせない。
糖質の欠乏感は、糖質でしか埋められない。
「食べなくても生きられる」
「嗜好性がある」
糖質は、コーヒー、お酒、タバコ、お菓子とおなじ、嗜好品だ、ということなのです(@_@)!!
たしかに、必須炭水化物って、ないなあ・・・。
炭水化物をほとんど食べていない人類も存在しているし。
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「糖質センサー」というのも、面白かった!
糖質制限食をはじめたころ、いちおう「食品別糖質量ハンドブック」を見たりしてたんですよ。
でも、境界型かもしれないとはいえ、まだ糖尿病じゃないし、血糖値を厳密にコントロールしなきゃいけないわけじゃなし・・・
で、お料理つくる場合も「なんとなく、このくらいかな」です。
食べてるときも同じで「あ、もうそろそろいいかな」が、なんとなくわかるようになってきました。
(お酒のむと、センサー狂います・・・)
先日、お昼に「担々麺」を一人前買ってきて、温めて食べ始めたら、美味しかったんだけど、麺半分くらいで「もういいや」。
なのに、「もったいないなあ」という気持ちが湧いてきて、ちょっと無理して最後まで食べたら、やっぱり1時間後に爆睡・・・。
それ以降、とくに「寝たら困る前」(勉強したいとき、観劇前)には、麺とか丼物の1人前は可能な限り避けております。
眼での「糖質センサー」は、具の下にある麺や白飯のことをあらかじめ想像しておかねばなりません(汗)(汗)。